第17回目のITS世界会議が韓国の釜山で開幕した。今回のテーマは「ユビキタス社会とITS」。世界各所から約80の国や地域が参加しており、開催規模が過去最大となる。
25日、開催に先立ち会場のBEXCOクイーンズホールでオープニングセレモニーが行われた。開会のあいさつのため登壇した第17回ITS世界会議組織委員長のLieu Chullho氏は「各国ではITS分野に多大な投資が行われている。ITSの役割に対して期待が込められている証拠だ。参加者の方々には、より多くのビジネスチャンスを掴んでもらいたい」と述べた。
開会式ではLieu Chullho氏のほか、日本から参加した総務省総合通信基盤局の桜井俊局長があいさつを行った。桜井氏は「日本も国を挙げてITS技術の構築や普及浸透に取り組んでいる。ITS技術が浸透すれば、交通問題の解決に向け大きな貢献ができる」と期待を表した。
約1000ブースが出展する第17回大会。開催期間は29日までとなっている。