高速道路の逆走を注意喚起するナビ 日産とNEXCO西日本が開発

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逆走報知画面
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日産自動車とNEXCO西日本は、GPSを活用した高速道路の「逆走報知ナビゲーション」を開発した。

高齢ドライバーの増加もあって高速道路上で逆走するケースが増えており、社会問題化している。今回両社が開発したナビゲーションシステムは、逆走するドライバーに対して音声と画像で注意喚起を行うもので、世界初の機能となる。

逆走報知ナビは、ナビ内部のプログラムにより、GPS位置、地図、車速などの情報に基づいた逆走判定処理を行い、ドライバーに報知する。基本的な処理は、車両前方地図の分岐・合流に逆走判定エリアをリアルタイム生成し、その判定エリアを一度通過した後、再度エリアに進入することにより逆走を判断し、注意喚起のための報知を起動する。サービスエリアやインターチェンジ、ジャンクション付近の分岐・合流点を逆走すると、音声と画像で注意喚起を発する。

機能は、プログラム処理の追加のみで実現可能なものとし、既存の地図データベース部分には変更を加えていないため、ナビの地図更新機能により新しい高速道路の情報が追加されても、追加の道路に対してすぐに同様の検知・報知が可能となる。

逆走報知ナビは、日産純正カーナビゲーションシステムとして10月26日発表予定の『フーガ・ハイブリッド』に世界初の技術として搭載、その後他の車種にも順次採用していく予定。

逆走報知ナビの開発は、作動状況確認のための実走をNEXCO東日本と中日本の協力を得て、全国の高速道路で実施した。

《レスポンス編集部》

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