日産『GT-R』の開発責任者である水野和敏チーフビークルエンジニアは18日、2011年モデルの説明会の席上、「クルマを進化させるために、徹底的に人を鍛えた」と述べた。
例えば、ドイツのニュルブルクリンクやアウトバーンに開発チームを連れて行き、過酷なテストを行いながら3年間鍛えたという。「クルマの進化と一言で言うが、ものが変わる根底にあるのは鍛え上げられた人。鍛えられた人がつくることによって、商品そのものが進化する」と水野氏は強調する。
文字通り、GT-Rの進化は人の進化といっても過言ではないわけだ。そして、その進化をユーザーにも体験してもらおうと、バージョンアップキットの販売も行い、既存車の進化も進める。