マツダは9月30日、パリモーターショーにおいて、『マツダ2』(日本名:『デミオ』)の改良モデルを発表した。
現行デミオは2007年3月、デビュー。欧州では、『マツダ3』(日本名:『アクセラ』)と並んで、同社の主力車種に位置づけられる。今回の改良は、デビューから3年半を経て、初の大がかりな改良となる。
デミオは今年夏、米国初上陸を果たしているが、今回の改良モデルでは、外観をこの米国仕様と統一。バンパーやグリル、ヘッドランプ、アルミホイールなどのデザインを変更して、新鮮さをアピールする。
インテリアは、素材や色を改め、クオリティをアップ。メーターのデザインも小変更された。シート地は一新する。足回りは、サスペンションのチューニング見直しと、ボディ剛性アップにより、乗り心地が引き上げられた。
エンジンは、エミッション性能の向上が図られ、全エンジンがユーロ5の排出ガス基準に適合。とくに1.6リットル直列4気筒ターボディーゼルは、最大出力95psと、従来よりも5psパワーアップ。それでいて、欧州複合モード燃費は23.8km/リットル、CO2排出量は110g/kmと、従来比で燃費を2%引き上げた。1.5リットル直列4気筒ガソリンには、4ATが初設定されている。
欧州向けデミオは従来通り、5ドアハッチバックと日本にはない3ドアハッチバックの2ボディを用意。日本向けの5ドアにも近い将来、同様の改良が施されると思われる。