【新聞ウォッチ】「年の差?」伊達、シャラポワ破る…東レPPOテニス

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気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2010年9月28日付

●日航、強制退職も、労組に通告、希望者、目標以下なら(読売・1面)

●日本ヘの観光自粛拡大、中国上海などの旅行者も(読売・7面)

●LG日本再参入、11月薄型テレビ10機種発売(読売・10面)

●武富士きょうにも申請、会社更生法、過払い金返還大幅減へ(朝日・1面)

●セイコちゃん カーブもスイスイ、村田製作所の一輪車ロボ(朝日・8面)

●ビジネスサロン:伝統のエンジン21年ぶりに改良、富士重工・宮脇基寿常務執行役員(毎日・7面)

●技術遺産を歩く:敗戦が生んだエコカーの原点 たま自動車(毎日・23面)

●トヨタ系に商業賄賂罪、中国、尖閣絡み?関係者警戒(産経・9面)

●トヨタ、アジア販売90万台、10年見通し、20%増、過去最高に(東京・9面)

●景気足踏み:正念場の日本経済、円高が奪う企業の体力(日経・1面)

●BMW、サーブと提携へ 小型車開発の技術供与(日経・7面)

●トヨタ、3万円を還元、一部の新車とカーナビ購入で「補助金」後、テコ入れ(日経・9面)

●ロシアでタイヤ拡販、横浜ゴム、販売店を2.7倍に、新工場も来年稼働(日経・13面)

ひとくちコメント

尖閣諸島沖での中国漁船衝突事件では、中国側からの過剰な報復に対し、日本の政府は「大局的な観点に立って行動することが必要だ」(菅首相)と冷静な対応だが、見方によっては弱腰とも受け取れる。

一方で、家電市場では韓国の大手電機メーカー「LGエレクトロニクス」が薄型テレビで日本市場に再参入を発表。三次元(3D)対応などの液晶テレビを11月から発売するという。

きょうの各紙が経済面で大きく取り上げているが、国内市場には、白物家電で中国最大手のハイアールグループ(海爾集団)が本格参入を表明しているほか、韓国のサムスン電子も多機能携帯電話などを相次いで発売している。ブランド力で日本に対抗できなかった中韓メーカーが、「日本勢の『お膝元』を攻略し始めた」(朝日)と脅かす。

そんなニュースを聞いて「がんばれ!ニッポン」とエールを送りたいところだが、女子テニス界では久々の明るいニュースが飛び込んできた。東京・有明コロシアムなどで開催中の「東レ・パンパシフィックオープン」(東レPP0)のシングルス1回戦で、主催者推薦で出場したクルム伊達公子選手が、前回優勝のマリア・シャラポワ(ロシア)を7-5、3-6、6-3で破った。

伊達選手はきょうが40歳の誕生日で30代最後の対戦。23歳のシャラポワ選手とは16歳も違う。世界ランクも67位の伊達選手に対し、シャラポワ選手は15位。身長も25センチも差があった。伊達選手の快挙で元気をもらった人も多いだろう。

1984年から始まったこの大会は今年で27回目。東レは1973年以来、前身の「東レ シルックトーナメント」から協賛し、テニスファンに感動と興奮を与えてきた。最近はリストラ策で冠スポンサーを断念する企業も目立つ。東レのように業績に左右されずにスポンサーを続けるその企業姿勢にもエールを送りたい。

《福田俊之》

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