フィアットは20日、欧州向けの『500』に「ブラックジャック」を設定した。マットブラック塗装を施した精悍な外観と、新型2気筒エンジン「ツインエア」を搭載するのが特徴だ。
ツインエアは875ccターボで、85ps/5500rpmの最大出力と、14.6kgm/1900rpmの最大トルクを引き出し、0-100km/h加速は11秒、最高速は173km/hと、1.4リットル直列4気筒エンジンと同等だ。
また、アイドリングストップを組み込み、CO2排出量は92~95g/km、欧州複合モード燃費は24.4~25km/リットルと、環境性能も高い。フィアットによると、1.4リットル比で、最大30%の燃費改善を実現しているという。
このツインエアを積むフィアット500のブラックジャックは、精悍なマットブラック塗装を採用。ドアミラーやドアハンドルには、グロスブラック加工が施される。足元は専用16インチアルミホイールと赤いブレーキキャリパーで引き締められた。
フィアット500ブラックジャックは、9月から欧州主要国で販売開始。イタリア本国価格は、1万8350ユーロ(約206万円)からと公表されている。