ルノーグループは8日、今年上半期(1~6月)世界新車販売の結果を公表した。LCV(ライト・コマーシャル・ビークル)を含む総販売台数は、134万7169台。前年同期比21.6%増を達成した。
乗用車だけで見ると、前年同期比22.2%増の118万6387台をセールス。世界市場に占めるシェアは0.3ポイントアップし、4.5%となった。LCVを含めると、シェアは0.2ポイント上昇して、3.9%となる。
市場別では、地元フランスが前年同期比20%増の40万7125台を販売。その内訳は、ルノーブランドが9.5%増の34万2838台、ダチアブランドが148%増の6万4287台だ。
イタリアは前年同期比53.6%増の8万7028台、スペインは42.6%増の7万2920台、英国は107.3%増の5万9467台を販売。一方、ドイツはインセンティブ終了の影響で、31.9%減の8万3807台にとどまった。
欧州における人気車種は、『メガーヌ』シリーズで、前年同期比41%増の25万6146台をセールス。以下、『クリオ』(日本名:『ルーテシア』)が30%増の21万3305台、『トゥインゴ』が4%増の8万9385台、『サンデロ』が45%増の8万6176台で続いている。
ルノーのジェローム・ストール副社長は、「ほぼすべての主要市場で、販売台数とシェアを引き上げた。欧州乗用車市場においては今年、年間で販売第3位のブランドを確保する」と意気込みを語っている。