ルノー、仏自動車賞で5冠達成…アルピーヌなど傘下ブランドが全て受賞

フランスで開催された「第32回レ・トロフェ・ド・ラルギュス賞」においてルノーグループが5つの賞を獲得
  • フランスで開催された「第32回レ・トロフェ・ド・ラルギュス賞」においてルノーグループが5つの賞を獲得
  • ルノーR5 E-Techエレクトリック
  • アルピーヌA290
  • ルノー・マスター
  • モビライズ・デュオ
  • ダチア・ビッグスター

ルノーグループは、フランスで開催された「第32回レ・トロフェ・ド・ラルギュス賞」において、5つの賞を獲得したと発表した。グループ傘下の全ブランドが受賞するという前例のない快挙を達成している。

アルピーヌ『A290』が「スポーツカー・オブ・ザ・イヤー」を、ダチアの『ビッグスター』が「ニューカー・オブ・ザ・イヤー」を、モビライズの『デュオ』が「ニューモビリティ賞」を受賞。さらにルノーブランドは、『マスター』が「商用車・オブ・ザ・イヤー」を、『R5 E-Techエレクトリック』が「カー・オブ・ザ・イヤー」をそれぞれ獲得した。

この快挙は偶然ではないという。2024年には、ルノーグループの製品やサービスが世界中の審査員から150以上の賞を受けている。これは、近年同社が積極的に展開している製品攻勢が評価された結果だ。

アルピーヌA290アルピーヌA290

ルノーグループの復活を目指す「ルノーリューション」戦略計画は、2022年から2025年にかけて22の新モデルを投入することを掲げている。各ブランドは明確な個性を持ち、技術と環境性能を兼ね備えた魅力的なモデルを市場に送り出している。

特筆すべきは、電気自動車や新しいモビリティソリューションへの取り組みだ。アルピーヌA290は100%電気駆動のスポーツカーとして注目を集め、モビライズデュオは新しい都市型モビリティの形を提案している。

また、ルノーR5 E-Techエレクトリックは、懐かしいデザインと最新の電気自動車技術を融合させ、欧州市場の電動化を加速させる可能性を秘めている。フランス北部の「アンペールエレクトリシティ」クラスターでの地域生産も評価された。

ルノーグループのルカ・デメオCEOは「この受賞は、私たちの戦略の正しさを証明するもの。今後も自動車産業の主要な課題に取り組み、さらなる革新を続けていく」とコメントしている。

《森脇稔》

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