【ホンダ フリードスパイク 発表】荷室を感じさせないデザイン

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フリードスパイク
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  • 向かって左から小池デザイナー、加藤千明デザイナー(エクステリア)

ホンダが9日より発売を開始した『フリードスパイク』は名前からも分かる通り、2008年にデビューした『フリード』の派生車である。

インテリアデザインについて、本田技術研究所四輪R&Dセンターデザイン開発室第1ブロック1スタジオの小池欧介さんは、「基本はフリードの形をそのまま使っています」という。大きな変更は2列目から後ろとなる。

「もともと2列目から後ろというと“荷室”というイメージになりがちで、様々な構造物を避けながら最大限広く作るというのが普通のクルマの作り方。それが荷室のデザインや荷室の形になります」

しかし、『フリードスパイク』はそこを荷室だけではなく、そこで過ごすということをテーマにしているので、造形的にいかに荷室に見せないかということがポイントだったという。

「基本的には単にハード要件(ガソリンのパイプやボディの構造物)を避けるだけではなく、横の流れ(車でいうと前後方向)をなるべく失わないようにして、スムーズに面を流すというのが一番の苦労でしたし、またそれが特徴にもなっています」

また、リアサイドユーティリティにおいても曲面を作るようにしてデザインされている。「これも荷室というのを感じさせないようにしているのです。でこぼこした形にすると、数字で測ると確かに広くなりますが、“広さ”を感じるかというと逆に狭く感じてしまうことがあるのです」という。そういったことをなるべく感じさせないような工夫がなされているのだ。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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