気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。
2010年7月8日付
●ゆうパック「遅配ほぼ回復」(読売・2面)
●社説:高速の無料化、優先すべき税の使途か(朝日・3面)
●経済効果「試算3000億円」日本代表活躍でグッズ好調(朝日・12面)
●藻から油デンソーが研究、車燃料へ活用目指す(朝日・12面)
●エコカー補助、延長要請か、自工会会長、態度を急変(朝日・12面)
●中国スト、国内企業へ飛び火警戒(産経・10面)
●トヨタ開発期間を延長、新型車1カ月、品質検査を拡充(産経・11面)
●トヨタとテスラ試作EV、RAV4基礎に開発(東京・9面)
●「強い経済」とは2010参院選に問う:エコの力 技術開発に政府支援を(東京・9面)
●中国、リコール隠し厳罰化、車メーカーの罰金、年内にも改定、最大、販売額の50%(日経・7面)
●新生GM1年:脱「重工業地帯」へ地域奔走、産業転換、成果に時間(日経・7面)
●自動車取得・重量税、自工会会長、撤廃訴え「消費税と二重課税」(日経・9面)
●ガソリン価格、6週連続下落、店頭、平均で0.4円(日経・9面)
●GSユアサの今期、海外事業の営業益最高に(日経・13面)
ひとくちコメント
サッカーのワールドカップ(W杯)南アフリカ大会もいよいよ終盤戦。早朝に行われた準決勝でスペインがドイツに1-0で競り勝ち、決勝進出を果たした。
この結果、12日早朝の決勝でオランダと戦うことになる。もっとも、先週、日本代表が敗退してからは国内ではやや盛り上がりを欠いているが、そこで気になるのがW杯の経済波及効果。
きょうの朝日によると、電通総研消費者研究センターの四元正弘・消費の未来研究部長は「エコポイントがあってW杯の経済効果なのかはっきりしない薄型テレビの売り上げを除くと、約3000億円に上る」との試算を示したという。
日本代表の活躍で、ユニホームなど応援関連商品に加え、W杯を扱った雑誌やサッカーゲームの売り上げが伸び、前回並みの効果が見込まれるとしている。
当初は四元氏も「(独大会比で)経済波及効果は約半減とみていた」そうだが、日本代表がベスト16進出と大健闘したことから“うれしい誤算”となったようだ。それにしても、テレビ観戦するたびにスタジアムの観客席前のボードには「ヒュンダイ」や「マクドナルド」などの大きな活字が目に止まるが、「トヨタ」や「ホンダ」の社名が見当たらないのはないのは何となく淋しい。