気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析する新聞ウォッチ……。
寝不足で月並みな言葉しか浮かんでこないが、興奮したり緊張したりするような、まさに手に汗握る凄まじい熱戦ぶりだった。サッカーのFIFAワールドカップ(W杯)カタール大会の決勝戦で、アルゼンチン代表が、フランス代表に延長の3-3からのPK戦(4-2)で勝ち抜いて、36年ぶり3度目の優勝を飾った。
年の瀬にもかかわらず、1か月間にわたり、中東のカタールで、その国を代表する世界の強豪チームが、数々の感動と勇気を与えてくれた歴史的な素晴らしい戦いは幕を閉じた。
深夜のテレビ観戦でもハラハラドキドキしながら楽しむことができた今回のW杯だったが、そんな熱戦ぶりに水を差すような情けない結果が、岸田内閣の支持率の低下である。
◆岸田内閣は支持率最低、政権崩壊の危機
毎日新聞が、12月17、18の両日、全国世論調査を実施したところ、岸田内閣の支持率は25%で、11月19、20日の前回調査の31%から6ポイント下落し、2021年10月の政権発足以降最低となったという。
しかも、不支持率は69%で前回(62%)より7ポイント増加。このうち、唐突感が否めない防衛費を大幅に増やす政府の方針については、「賛成」が48%で、「反対」の41%を上回ったが、その財源として、増税は「賛成」が20%で、「反対」の73%を大幅に下回ったという。毎日は「岸田文雄首相が防衛費増額の財源について、1兆円強を増税で賄う方針を示したことが支持率低下につながったとみられる」とも伝えている。これまで不戦勝で維持してきた岸田内閣だったが、目立つような強敵も存在しないまま政権崩壊の危機が目前に迫っているようだ。
岸田首相(12月16日の記者会見)2022年12月19日付
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