BMWのハイブリッドスーパーカー、2013年登場か

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ヴィジョンエフィシエントダイナミクス
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BMWが昨年9月のフランクフルトモーターショーで披露したハイブリッドスーパーカーコンセプト、『ヴィジョンエフィシエントダイナミクス』。同車が2013年、『M8』として市販される可能性があるという。

ヴィジョンエフィシエントダイナミクスは、BMWの考える未来のスポーツカーを表現した1台。パワートレーンは、1.5リットル直3ターボディーゼル(163ps、29.6kgm)に、フロントモーター(80ps、22.4kgm)とリアモーター(51ps、29.6kgm)を組み合わせたもので、家庭用電源から充電可能なプラグインハイブリッド車の提案だった。

2次電池は、蓄電容量10.8kWhのリチウムイオンバッテリー。ターボディーゼルと2個のモーターを合わせたトータル出力は、356ps、81.6kgmとパワフルで、0~100km/h加速4.8秒、最高速250km/h(リミッター作動)という一級の性能をマークする。それでいて、欧州複合モード燃費は26.6km/リットル、CO2排出量は99g/kmと、環境性能も高水準だ。

まさにBMWの哲学、「エフィシエントダイナミクス」(よりクリーンに、よりパワーを)を具現化したヴィジョンエフィシエントダイナミクスだが、ドイツメディアは28日、同車が2013年に『M8』として登場する可能性を示唆した。

報道によると、M8は現行『M5』用の5.0リットルV10に2個のモーターを組み合わせたハイブリッドスーパーカーで、トータル出力600ps以上を発揮。0~100km/h加速3.8秒以下、最高速300km/hオーバーを目標に開発が進められているという。

M8は2013年には、その姿を現す見込み。この報道が真実なら、M8がBMWのフラッグシップモデルとして、ポルシェ、メルセデスベンツ、アウディなどのスーパーカーと対峙することになるが、果たして…。

《森脇稔》

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