GMは23日、子会社のオンスター社が手がける「オンスター」が、中国でのサービス開始から6か月で2万9000人以上の加入者を獲得し、中国最大の車載テレマティクスサービスになったと発表した。
中国ではオンスター社、上海汽車、上海GMの3社が合弁設立した上海オンスターテレマティクス社が、サービスを提供。2009年12月20日、その搭載第1号車として、キャデラック『セビルSLS』が、顧客に引き渡された。
現地でのサービスの内容は、緊急通報、遠隔操作によるドアロック解除、盗難車追跡など、14のメニューを用意。心配りの行き届いたサービスが評価され、加入者がサービス開始からわずか半年で、2万9000人を突破した。
GMは「ドライブ・トゥ2030」と題して、中国での車載テレマティクス事業をさらに強化する計画。オンスター社のクリス・プレウス社長は、「年内には中国での加入者は20万人に到達するだろう」と予測している。