【エコカーワールド10】LPGとガソリン、2つの動力で走るプリウス

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横浜赤レンガ広場で開催された「エコカーワールド2010」
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6月5、6日の2日間、横浜赤レンガ広場で開催された「エコカーワールド2010」に、LPG(液化石油ガス)仕様の『プリウス』が展示されていた。通常のガソリンタンクも備えたプリウスは、ガソリンとLPGを満タンにした場合、無給油で走れる距離は2000km以上という。

岩手県花巻市で新車販売などを手がけるマイカープラザが、LPガス自動車普及促進協議会のブースに出展したのが、ガソリンとLPガスで走行できるプリウスだ。

このプリウスは、市販モデルにLPGのボンベをトランク床下に搭載し、ガソリンとLPGを混合する装置などを取り付ける改造がおこなわれている。ガソリン、LPG、2つの燃料を搭載することになるが、メインで使用するのはLPG。LPGとガソリンの切替は自動でドライバーは特に操作をする必要はないという。

「タクシーや業務用車輛向けに導入実績もあります」と語るのはマイカープラザ代表取締役の小原隆孝氏、完全なLPG仕様車にしなかったのはガソリンスタンドでも給油できるほうが便利だからという。

改造費用は新型プリウスの場合で58万円。ガソリン価格140円、LPG価格80円としても、改造費用を燃料代で回収する損益分岐点は、かなりの走行距離を走らなければならないので、現状ではタクシーなど業務用車輛向けのものといえる。

ただ、エンジン車では使用する燃料でクルマの乗り味が大きく変わってしまうが、モーターが主動力となる方式のハイブリッドカーではエンジンは主に発電の役割を担うので、使用する燃料による乗り味への影響は少なく、相性がよさそうだ。

LPG車は、CO2排出量が通常のガゾリン車と比べ12 - 15%少ないことから、LPガス自動車普及促進協議会ではクリーンエネルギー自動車として普及させていきたい考えだ。同協議会のブースには、このプリウスの他にもガソリンモデルをLPG車に改造したクルマが展示されていた。

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