英国トヨタは12日、ピックアップトラックの『ハイラックス』が、22 - 23日に行われる芝刈り機による世界最速記録チャレンジをサポートすると発表した。
このチャレンジは、プロジェクト「ランニングブレード」と呼ばれ、英国芝刈り機メーカー大手のカウンタックス社などが協賛。同社は2004年、F1のウィリアムズと芝刈り機を共同開発し、3495ポンド(約70万円)で発売するなど、ユニークな活動で知られる。
ランニングブレードは22 - 23日、英国サウスウェールズ・カーマーゼン湾のペンダイン・サンズで開催。この場所は全長11kmの砂浜が続き、ランドセーリングの人気スポットとしても知られる。
英国トヨタはこのチャレンジに協賛。特別チューンが施された芝刈り機のトランスポーターとして、ピックアップトラックのハイラックスを提供した。
この芝刈り機、フルチューンによって最高速160km/hを発揮するという、とてつもない1台。2006年にボブ・クリーブランド氏が米国ボンネビル・ソルトフラットでマークした130km/hの記録更新を狙う。
トランスポーターのハイラックスは、芝刈り機と同じ赤いカラーリング。エンジンは3.0リットルディーゼルの「D-4D」を搭載する。プロジェクトリーダーのステファン・ボーキンズ氏は、「タフな4WDと優れた積載能力を持つハイラックスは、我々のチャレンジの頼もしい相棒」とコメントしている。
なお、このチャレンジはチャリティも兼ねており、収益は英国の病院などに寄贈される。