森富士重工社長、中国進出は「なるべく早い時期に方向性」

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7日に行われた決算会見での森郁夫社長
  • 7日に行われた決算会見での森郁夫社長
  • プレスカンファレンスでは森社長自らが登壇し中国での戦略について語った
  • スバルブースの様子

富士重工業(スバル)の森郁夫社長は7日の決算発表の席上、懸案となっている中国での現地生産について「慎重に検討している」としたうえで「なるべく早い時期に方向性を定めたい」と語った。

森社長はかねて、今年中には進出の可否について決断する方針を示してきた。スバル車の2009年度の中国販売は前年度を9割近く上回る4万9000台となった。今年度も23%増の6万台と高い伸びを計画している。

森社長は「すごい市場となってきた中国で、どのようなスキームで仕事をするかは重要な課題」と述べた。ただ、現地生産すると日本製であることのプレミアムが消え、「台当たりの収益は悪化する」とも見ている。

森社長は「現地生産による販売台数増と、現状での収益性との“面積”の問題」とし、引き続き慎重に現地生産の可能性を探っていく意向を示した。

《池原照雄》

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