アウディ TT に搭載する新型TDI

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  • 直噴2.0リットル直列4気筒ターボディーゼル「TDI」エンジン

アウディは4日、マイナーチェンジを受けた『TT』シリーズに搭載する改良版「TDI」エンジンの詳細を明らかにした。

TTシリーズは、4月のライプツィヒモーターショーで、マイナーチェンジモデルを初公開。続いてアウディは今回、直噴2.0リットル直列4気筒ターボディーゼル「TDI」エンジンの改良内容をアナウンスした。

改良版TDIは、可変ベーン付きの新世代ターボチャージャーを組み込み、トルクを向上。吸気系もリファインされ、最新世代のコモンレールインジェクションは、1800バールの高圧で燃料を噴射する。最大出力は170ps、最大トルクは35.7kgm。最大トルクは1750 - 2500rpmの低回転域で生み出される。

さらに、カムシャフトベルトの改良により、静粛性とフリクションを低減。ウォーターポンプやオイルポンプも、エネルギーロスの削減が図られた。シリンダーヘッドのアルミ化により、エンジン単体重量は154kgと、4kgの軽量化も果たしている。

新型ディーゼルを積むTTクーペの「2.0TDIクワトロ」グレードは、6速MTとの組み合わせにより、0-100km/h7.5秒、最高速226km/hの優れたパフォーマンスを発揮。欧州複合モード燃費は18.87km/リットル、CO2排出量は139g/kmと、環境性能も高水準だ。

アウディによると、TTシリーズの販売に占めるディーゼル車の割合は、11%を超えるという。アウディは、「クラス唯一のディーゼルエンジンを積むスポーツカー」と自信を見せている。

《森脇稔》

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