BMWの関連会社、BMWデザインワークスUSAは19日、ブラジルの航空機メーカー、エンブラエル(EMBRAER)社から、新型ビジネスジェット機の内装を受注したことを明らかにした。
エンブラエル社は1969年、ブラジル・サンパウロに設立された国営企業。小型プロペラ機が世界の航空会社に採用され、その名を広めた。2000年代になって、小型ビジネスジェット市場にも参入。現在、世界第3位の航空機製造メーカーである。
同社の最新ビジネスジェット機が、『フェノム100』と『フェノム300』。そのコクピットとキャビンを、BMWデザインワークスUSAが設計した。
フェノムシリーズは、エグゼクティブ向けとあって、キャビンは明るいホワイト基調のレザーでまとめられた。アクセントとして、ウッドを使用。収納スペースも機能的に配置された。コクピットは、BMWの最新人間工学を導入すると同時に、クラストップレベルの広さを備えている。
エンブラエル社は、フェノム100とフェノム300を、主に欧州の富裕層に売り込む方針。BMWが内装を担当したという事実は、大きなセールス文句となりそうだ。