【新聞ウォッチ】日産・ルノー、ダイムラーと資本提携で合意

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気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2010年4月6日付

●日産、ルノー、ダイムラー、資本提携で合意(朝日・1面)

●スカイマーク改善勧告へ(朝日・1面)

●リチウムイオン電池、倍の寿命10年超、日立が技術開発(朝日・8面)

●電気自動車、決め手は値段、求めるもの「安さ」71%(朝日・8面)

●円安迫る95円台、ドル金利上昇観測受け(朝日・9面)

●LED電球普及本格化、値下げ続々エコポイントも追い風(毎日・8面)

●小型車、世界販売4%増、今年6690万台、米民間予測景気刺激策が効果(日経・11面)

●ベトナム委託生産、日産、まず多目的車、3年以内に2車種を追加(日経・11面)

●アジアで上手に稼ぐ30社、車部品、最多の30社(日経・13面)

●車リコール327万台、届け出は304件、過去4番目、昨年度(日経・38面)

ひとくちコメント

日産自動車と仏ルノー連合が、交渉中の独手ダイムラーと資本・業務提携することで合意したことが明らかになった。

7日にも日産のカルロス・ゴーン社長(ルノー会長を兼務)とダイムラーのディーター・ツェッチェ会長がブリュッセルで記者会見し、正式に発表するという。きょうの朝日が1面トップで大きく報じたほか、各紙も経済面などで取り上げている。

電気自動車の開発や小型車を中心に中国、インドなどの新興国戦略などに軸足を置く日産・ルノー連合と、高級車ブランドとディーゼルエンジンで強みを持つダイムラーとの日仏独の3国大手自動車メーカーによる提携は、相互の長所、短所を補完し合い、そのメリットを最大限に生かしながら収益力の向上を目指すのが狙い。

ただ、株式の持ち合いについても最終合意したものとみられているが、朝日は「お互いに数%ずつ出資する」としているのに対し、日経などは「3%程度」と具体的な数字を上げている。

ドイツの時差は日本が8時間進んでいるので、明日中には提携内容が公表される予定だが、きょうの各紙の報道で、今回の提携交渉がエイプリルフールではなかったことだけはよくわかった。

《福田俊之》

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