3月24日(一般公開は26日)からスタートしたバンコクモーターショーでは、ある日本車のコンパクトカーにタイの一般市民の関心が集まっている。世界初公開となる新型の日産『マーチ』だ。
新型マーチはすでにジュネーブショーで披露されているのになぜ“初公開”? と思う人がいるかもしれない。しかし、ジュネーブで公開されたのは「マーチ」ではなく欧州名の『マイクラ』。だから、マーチとしてはここバンコクモーターショーが世界初公開なのである。
この新型マーチは、タイの工場で生産されて世界中へ輸出される世界戦略のコンパクトカー。日本仕様もタイで生産されることになっていて、ある意味タイが本国なのだ。1.2リットルの3気筒自然吸気エンジンを搭載し、トランスミッションは5速MTとCVTを用意。タイ仕様は、37万5000バーツ(約106万円)から53万7000バーツ(約152万円)で受注もはじまっている。タイは左側通行なので、もちろん右ハンドルだ。