BMWジャパンは25日、7年ぶりのフルモデルチェンジとなる新型『5シリーズセダン』の予約受付を開始すると発表した。納車は4月末を予定している。
5シリーズセダンはBMWラインナップの中核を担うモデル。新型は従来モデルに比べ燃料消費量を約40%向上したことがトピックだ。特に528iは、BMW初となる「エコカー減税対象車」の認定を取得する予定。また528iは、535iセダンとともに、新車購入補助対象モデルになる予定で、エコカー減税と組み合わせることで約43万円が優遇される。
新型は伸びやかなエンジンフード、ショートオーバーハング、クーペのように流麗なルーフライン、ロング・ホイールベースなどが外観の特徴。ボディサイズは全長4910mm×全幅1860mm×全高1475mm、ホイールベースは2970mmだ。
インテリアデザインは、機能性とモダンなスタイルを表現。コクピットの配置は約7度運転席側に向けて傾けられ、非対称なフォルムのセンター・コンソールがドライバー重視の車作りを強く印象づけている。
より少ないエネルギーで、より高い性能を発揮する「BMWエフィシエント・ダイナミクス」の設計思想を採用した。8速オートマチックトランスミッション、高精度ダイレクト・インジェクション、BMWツインパワー・ターボ・テクノロジー、軽量化、マイクロ・ハイブリッド(ブレーキ・エネルギー回生システム)などの数々の最先端テクノロジーを採り入れた。
また、ドライビング・ダイナミクスでは、インテグレーテッド・アクティブ・ステアリングの採用により、走行状況に応じて後輪を2.5度までの角度で操舵するため、高速走行時には俊敏な車線変更を、低速走行時にはボディ・サイズを気にしない車体の取り回しの良さを実現する。
528i、535i、550iの3グレードを設定し、価格はそれぞれ715万円、835万円、1040万円となる。