ホンダは、アイドリングストップシステムを採用するなど環境性能に配慮した新開発の水冷単気筒125ccエンジンを搭載した原付二種の新型スクーター『PCX』を3月30日から発売する。
PCXは「クラスを超えた質感の高さと先進スタイリング」「高い動力性能と環境性能の両立」「スクーターに求められる快適さと使い勝手の良さ」をキーワードに開発した125ccスクーター。
エンジンは、低フリクション技術を採用することで低燃費化した水冷4ストローク単気筒125ccエンジンを搭載する。電子制御燃料噴射装置(PGM-FI)に加え、一時停止の際に自動的にエンジンが停止するアイドリングストップシステムを125ccクラスとしては国内で初めて搭載する。燃費は53km/リットル(60km/h定地走行テスト値)。
車体は、前・後14インチの大径ホイールを採用、走行安定性と快適な乗り心地を目指した。独自のコンビブレーキ(前・後輪連動ブレーキ)を標準装備し、安定した制動力を効率的に発揮する。
デザインは、流麗なフォルムや特徴的なウインカー一体型のデュアルハロゲンヘッドライトの採用など、車体細部にまで及ぶデザイン性の追求した。シート下にフルフェイスヘルメット一個とグローブなどが入る容量25リットルのスペースとフロントカウルに容量1.5リットルのグローブボックスを設けた。
生産は、タイのタイホンダマニュファクチュアリングカンパニー・リミテッドで行う。
価格は29万9250円。