電気自動車(EV)の急速充電器の標準化や普及を図る「CHAdeMO協議会」が15日設立総会を開き、正式発足した。
幹事会員企業となった日産自動車の志賀俊之COOは、「すべてのEVが利用可能な充電器インフラが整備されれば、より多くのユーザーが安心でき、EVの普及につながる」と述べ、標準化推進に積極的に参画する意向を強調した。
志賀COOは、「関連業界がひとつになり、競争と協調の精神で取り組むことが重要」と指摘、標準化にはライバル関係にある企業が互いに譲歩することも必要との考えを表明した。
また、「日本は標準化においてガラパゴスと揶揄される時代だが、EVでは日本の充電システムが世界に普及するよう取り組めるはず」と語り、EVの商品化で先行する日本には標準化でイニシアチブを取れるチャンスがあるとの見方を示した。