GMは10日、米国向けのシボレー『コルベットZ06』に「カーボンリミテッドエディション」を設定した。ブレンボ製のカーボンセラミックブレーキなどを追加し、走行性能を引き上げた限定車だ。
この限定車は、コルベットがルマン24時間耐久レースに初参戦してから、50周年に当たるのを記念したモデル。ベースグレードは、7.0リットルV型8気筒エンジン(505ps)を積む「Z06」で、ブレーキはコルベットの最強グレード、「ZR-1」用のブレンボ製カーボンセラミックで強化された。キャリパーはダークグレーメタリックで塗装される。
さらにZ06グレードとしては初めて、磁性体を使ったダンパー、「マグネティック・セレクティブ・ライド・コントロール」を標準装備。専用のブラックアルミホイールは前19インチ、後ろ20インチで、タイヤはミシュラン製「PS2」を組み合わせた。
エアロパーツは、ZR-1グレードと共通イメージ。エンジンカバーは、専用のカーボンパターンだ。ボディカラーは、インフォルノオレンジと新色のスーパーソニックブルーの2色を設定。シートのステッチは、ボディカラーによって、オレンジかブルーとなり、ステアリングホイール、シフトレバー、アームレストなどは、スウェード仕上げとなる。
カーボンリミテッドエディションは今夏、全米で500台を限定発売。コルベットのチーフエンジニア、Tadge Juechter氏は、「この限定車は、ラグナセカのラップタイムを3秒短縮できる実力」と、その高性能ぶりをアピールしている。