横浜ゴムは、2010年のモータースポーツ活動計画を発表した。
同社は、グローバル・フラッグシップ・ブランド「ADVAN」を、モータースポーツ向けに位置づけており、国内、海外で積極的にレースを支援する。
2005年にF1、WRCに次ぐ3つ目のFIA世界選手権に昇格したWTCCには2006年から横浜ゴムが単独サプライヤーとしてADVANレーシングタイヤを供給しており、2012年までの供給が決定している。2010年からはドライ、ウェットともに環境性能を高めながら、高いグリップ力を発揮するエコレーシングタイヤを全チーム約35台に供給。3月7日のブラジル戦で幕を開け、最終戦のマカオまで全12戦、計24レースが行われる。
また、WTCCと同仕様のタイヤをヨーロッパ・ツーリングカー・チャンピオンシップ(ETCC)ほか、スウェーデン、デンマーク、ロシアなどで開催されるツーリングカーレースに供給する予定。
中国サーキット選手権には今から2012年まで横浜ゴムが単独サプライヤーとして、スーパー2000クラス、スーパー1600クラスにADVANレーシングタイヤを供給する。
ルマン24時間レースでは、「アメリカン・ルマン」シリーズに参戦する「JAGUAR RSR」をサポートする。
SUPER GTのGT500クラスでは「KONDO Racing」を引き続きサポート。GT300クラスでは2009年シリーズチャンピオンの「RACING PROJECT BANDOH」をはじめ、約6割のチームにADVANレーシングタイヤを供給する。