ルノーは4日から、フランスで『クリオ』(日本名:『ルーテシア』)の新しいCMをオンエアしている。CMのタイトルは「ルノークリオ“ジェット”」だ。
CMの内容は、ルーテシアが戦闘機、「サーブJ35ドラケン」と加速競争を演じるというもの。同戦闘機はスウェーデンのサーブ社が1955年に開発し、スウェーデン、フィンランド、デンマークなどの空軍へ配備された。以来、約50年間に渡り活躍を続け、2005年、オーストリア空軍で現役を引退した名機である。
このCMでポイントとなるのは、ルーテシアは最強グレードの『ルノースポール』ではなく、普通の5ドアグレードが用意されている点だ。マッハ2、最高速2119km/hというサーブJ35ドラケンに、太刀打ちできないのは明らかなのだが…。
CMでは大方の予想どおり、サーブJ35ドラケンがルーテシアを置き去りにする。そんなことはお構いなし、とばかりに、マイペースで加速を続けるルーテシア。ここで画面には、「ルーテシアは最高のパートナーです。買い物、子どもの送迎、通勤、ドライブ…。ルーテシアは最高の実用性を備えています」と、テロップが流れる。
フランス流のエスプリのきいたこのCMは、動画共有サイトで見ることができる。