【ジュネーブモーターショー10】シトロエンからアグレッシブなEVスポーツ出現

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シトロエン SURVOLT
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シトロエンは2日、ジュネーブモーターショーにおいて、コンセプトカーの『SURVOLT』を公開した。シトロエンが考える未来の2ドアスポーツクーペの姿である。

シトロエンは2009年9月、フランクフルトモーターショーで、コンセプトカーの『REVOLTe』(レヴォルテ)を披露した。同車はシトロエンの名車、『2CV』(1948 - 90年)のモチーフを取り入れながら、未来の小型高級車を提案したコンセプトカー。大きく張り出したホイールアーチ、ルーフからつながる彫りの深いサイドラインなどに、2CVの特徴が反映された。

今回のジュネーブモーターショーに出品されたSURVOLTは、その2部作といえるスポーツバージョン。2シーター・2ドアクーペのボディサイズは、全長3850×全幅1870×全高1200mmと、レヴォルテ(全長3680×全幅1730×全高1350mm)に対して、ワイド&ローを際立たせている。

とくに注目すべきは、グラマラスなフェンダー形状や、ボディ一体デザインのリアスポイラー。エレガント性を追求したレヴォルテとは一転、SURVOLTではアグレッシブさが強調されている。

パワートレインに関しては、レヴォルテのハイブリッドシステムではなく、EVとだけ公表。その詳細は不明だが、エコ寄りではなく、スポーツ志向のセッティングが施されているという。2008年のパリモーターショーに出品された『GT by シトロエン』との関係も気になるところだ。

SURVOLTの市販計画について、シトロエンはコメントしていない。「ブランド誕生90周年に向けて、シトロエンの創造性と先進技術を結晶させたコンセプトカー」と説明している。

《森脇稔》

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