フォルクスワーゲンは1日、ジュネーブモーターショー開幕を前に、今後数年間にEVやハイブリッドを主力車種へ設定するプランを公表した。
すでにフォルクルワーゲンは、「Eモビリティ」と称して、次世代環境対応車の開発を推進中。2010年のジュネーブで正式発表する新型『トゥアレグ』には、フォルクスワーゲンの量産車としては初のハイブリッドが設定される。
Eモビリティの次なる段階として11年、EV仕様の『ゴルフ』500台を使った実証実験をスタート。13年に新型コンパクトEV、『E-UP』を発売するのに続いて、2013年末までにゴルフのEVを『E-ゴルフ』、次期『ジェッタ』のEVを『E-ジェッタ』のネーミングで投入する。
ハイブリッドに関しては、次期ジェッタのハイブリッドを12年8月に米国発売。これは今年のデトロイトモーターショーで披露した、『ニューコンパクトクーペ』コンセプトの市販バージョンに当たる4ドアセダンと思われる。
さらに13年8月には、次期『パサート』にハイブリッドを設定。10月には『ゴルフハイブリッド』もリリースする計画だ。
フォルクスワーゲンのヴィンターコルン会長は、「18年までに環境対応車分野のマーケットリーダーになる」と宣言。EVやハイブリッドを積極投入する意向を示している。