【新聞ウォッチ】トヨタ豊田社長、きょう中国で記者会見

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豊田章男社長
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気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2010年3月1日付

●太平洋岸に津波、チリ地震、久慈120、仙台110cm、住民4万2000人避難(読売・1面)

●東京マラソン、藤原正和(ホンダ)V(読売・1面)

●トヨタ社長、中国で信頼回復へ、きょう会見(読売・7面)

●三洋逆転3連覇、トヨタ無念の後半に失速、ラグビー日本選手権(読売・27面)

●中国企業、日本買いM&A、09年は4倍、技術、ノウハウに関心(朝日・7面)

●トヨタリコール問題、米の城下町、愛着で支え(毎日・2面)

●JOMO連覇、トヨタに3連勝、バスケットボールWリーグ(毎日 ・19面)

●各地に津波、交通混乱、観光地ダメージ(毎日・27面)

●オピニオン:豊田社長公聴会証言、議員らの一定の尊敬勝ち得た(産経・6面)

●製造業設備削減進む、自動車・電機2年で1割減(日経・1面)

●内閣支持43% 2ポイント下落(日経・1面)

●トヨタ車、中国で値引きの動き(日経・9面)

●経営の視点:電気自動車の規格争い(日経・9面)

●定年退職者、ホンダ、希望者再雇用、65歳まで(日経・11面)

ひとくちコメント

米議会の公聴会に出席し、週末帰国したばかりのトヨタ自動車の豊田章男社長だが、今週は中国を訪れて、世界最大の自動車市場の中国での信頼回復に全力を挙げるという。

豊田社長はきょう3月1日午後6時(日本時間午後7時)から北京市内のホテルで記者会見し、一連のリコール問題について説明を行う。

日米と同様にトヨタ車の品質に対して不安を抱いている中国の消費者にもきちんと説明したいというのが狙いだそうだが、中国では昨年夏、窓ガラスの電動開閉スイッチの不具合で主力の中型セダン『カムリ』など約68万台を対象とする大規模リコールを実施したほか、1月下旬には米国と同じアクセルペダルの不具合で、現地生産の『RAV4』約8万台をリコールしている。

きょうの読売などによると、中国の大手サイト「新浪網」の調査では、「トヨタ車の購入を考えている場合、リコール問題で心変わりする可能性があるか」との質問に、約7割の消費者が「ある」と回答。中国でもトヨタ問題は大きく報道されるなど関心が高まっている。

先週の米議会の公聴会で証言した豊田社長が“謝罪”したことで「米国内でのトヨタへの一定の信頼回復に成功した」(産経)との見方もある。訪米をめぐっては、対応が後手に回ったことで二転三転し、米メディアなどからもバッシングを受けただけに、その教訓から訪中については素早い決断を下したものとみられる。

《福田俊之》

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