【ジュネーブモーターショー10】ヒュンダイのディーゼルHVコンセプト…燃費は33.33km/リットル

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ヒュンダイ i-flow
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ヒュンダイは24日、コンセプトカー『i-flow』(開発コードネーム:『HED‐7』)の写真を公開した。ヒュンダイでは初のディーゼルハイブリッドを搭載し、3月2日に開幕するジュネーブモーターショーで正式発表される。

i-flowは、ヒュンダイの未来のDセグメントサルーンを示唆したコンセプトカー。ドイツ・リュッセルハイムの欧州デザイン本部が手がけたフォルムは、ヒュンダイの最新デザイン言語、「流れるような彫刻」にのっとったものだ。スリークでエレガント性を重視した結果、空気抵抗係数を示すCd値は0.25というエアロダイナミクスボディが完成した。

パワートレーンは、ディーゼルハイブリッドを選択。U2型1.7リットル直列4気筒ディーゼルには、2ステージターボチャージャーが組み合わせられる。モーターの詳細は公表されていないが、2次電池はリチウムイオンバッテリーで、トランスミッションは6速デュアルクラッチ。欧州複合モード燃費33.33km/リットル、CO2排出量85g/kmという優れた環境性能を実現する。

ヒュンダイは、ドイツに本社を置く世界最大の総合化学メーカー、BASF社と協力。i-flowのパノラマルーフには、BASF製の軽量太陽電池が装備され、燃費効率が引き上げられた。シートやセンターコンソールにもBASF製の新素材を使用。リキッドメタリックコーティングと呼ばれる塗装技術も、BASF社の提案だ。

ヒュンダイのグローバルDセグメントサルーンといえば、『ソナタ』。i-flowはソナタの進化形とも受け取れるが、果たして…。

《森脇稔》

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