スイスのチューナー、リンスピード社は、3月2日に開幕するジュネーブモーターショーに、小型EVコンセプトカーの『UC?』を出品する。動画共有サイトでは、そのPR映像を公開中だ。リンスピードは、フランク・M. リンダークネヒト氏が1977年、スイスに設立したエンジニアリング会社。毎年ジュネーブモーターショーに斬新なコンセプトカーを出品し、話題を集めることで知られる。2010年のジュネーブには、UC?を出品。UC?とは、「アーバン・コミューター」と「You see?」の2つの意味を持つ。2シーターのアーバンコミューターEVで、ボディサイズは全長2600mm以下とコンパクト。1930 - 50年代のフィアット『トッポリーノ』をモチーフにした外観は、愛嬌のある表情だ。EVシステムは、最大トルク13.2kgmのモーターを中心に構成。最高速120km/h、最大航続距離105kmの実用性を備える。2次電池は、ダイムラーの合弁会社でドイツLi-Tec社製のリチウムイオンバッテリー。充電は、50km走行分の電力なら40Vソケットで約2時間、400Vソケットなら約20分で完了する。ステアリングホイールの代わりに、ジョイスティックによって操作。長距離移動の際には、鉄道の貨車への積載を想定しており、簡単に積み下ろしができる機構を採用するなど、斬新な提案が込められた。リンスピードは近い将来、このUC?を量産に移す方針。未来のEVシティコミューターを予感させる映像は、動画共有サイトで見ることができる。
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