【新聞ウォッチ】豊田社長、あす3度目の会見

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豊田章男社長
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気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2010年2月16日付

●道路予算、陳情で608億増、政府・民主「個所付け」参院選にらみ配分(読売・1面)

●レクサス、SAI 週内にも修理開始トヨタ社長あす会見(読売・2面)

●米でトヨタ訴訟急増「愛車の価値下がった」不具合の警告怠った、巨額賠償の恐れも(読売・9面)

●トヨタ、パッソ全面改良、大発表会は自粛(毎日・7面)

●伊藤忠社長に岡藤氏昇格(産経・10面)

●トヨタ生産見通し下方修正へ22年10万台減の740万台(産経・11面)

●スズキ陸上部、実業団と決別、地域密着型へ(東京・18面)

●自動車大手、品質管理を再点検、担当者増員など検討(日経・13面)

ひとくちコメント

トヨタ自動車の豊田章男社長があす17日午後5時から東京本社(東京都文京区)で、品質関連情報策について記者会見をする。

きょうの朝日を除く各紙が取り上げているが、経済団体のトップならともかく、民間企業の社長が記者会見する予告記事を掲載するのも珍しい。一連のリコール問題ではマスコミ対応が後手に回ったことで豊田社長以下、経営陣は米メディアを中心に厳しいバッシングの集中砲火を浴びている。

トヨタ車の不具合を巡る問題で豊田社長が記者会見を開くのは、2月に入り3度目。先週末にはディーラーを視察する光景がメディアでも紹介されるなど、社長自らが情報開示を積極的にすることで事態の沈静化を狙っている。あすの会見では新型『プリウス』のリコールの進展状況や『SAI』と『レクサス HS250h』の2車種についての具体的な対応策などを発表する予定。

15日付の東京新聞夕刊の1面コラム「放射線」に伊藤忠商事の丹羽宇一郎会長が「どの世界でもリーダーたる者は、カネや権力で手に入らないものがあるのを忘れてはいけない。それは国民の『心』であり、『信用』、『信頼』だ。いったん傷ついた世間の信頼を取り戻すことは至難の業だ」と執筆している。

《福田俊之》

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