豊田自動織機、柏崎市のEV事業に通信機能付充電スタンドを供給

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豊田自動織機は15日、新潟県柏崎市のサイカワ、品田商会が同日より実施する電気自動車(EV)、プラグインハイブリッド車(PHV)の充電インフラに関する実証事業「EVコミュニティ実証事業」に協力すると発表した。

豊田自動織機は、実証事業の基幹システムとなる、EV/PHV用充電設備の利用管理システムを開発、通信機能付充電スタンドを供給する。

EVコミュニティ実証事業とは、サイカワと品田商会が経済産業省資源エネルギー庁から「2009年度電気自動車普及環境整備実証事業」として委託を受け実施するもの。柏崎市内に充電設備を一体運営する「EVセンター」を中心に、会員制充電ネットワークを構築し、限定されたエリア内で利用するシティコミューターとしてEV、PHVの可能性と充電サービスのあり方を検証する。

EVセンターでは、豊田自動織機が開発した管理システムで市内のEV16台、PHV2台、5か所の充電設備、移動充電車「助っ人EV」2台の利用状況を一元管理する。EV、PHVは公用車、タクシー、営業車、レンタカーなどとして利用され、その利用履歴や走行データを収集するとともに、ガソリンスタンドやショッピングモールに設置された充電設備の利用状況、電力使用量などの情報が携帯回線を通じてEVセンターに収集される。こうした利用データをもとに、EV、PHVの普及台数に対し必要なインフラの規模や充電サービスの運営体制などを検証する。

《レスポンス編集部》

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