クライスラーグループは8日、2010年モデルのダッジ『グランドキャラバン』をベースに、最新のインフォテインメント装備を満載した「コネクテッド」を披露した。これらの装備は順次、市販車にオプション設定していく計画だ。
コネクテッドは、ドライバーが運転に集中しながら、装備類を安全に操作できることに重点を置いて開発。携帯電話は、Bluetooth対応のハンズフリー通話ができるのはもちろん、ナビゲーションやラジオなどは、ボイスコマンドによって操作する。
同時に、乗員のエンターテインメント装備も徹底追求。車内でインターネットに接続できる「Wi-Fiホットスポット」をはじめ、20のチャンネルが視聴できる「FLO TV」、「ディズニーチャンネル」などのアニメが見られる「SIRIUSバックシートTV」、後席用のデュアルスクリーンモニター、iPodコネクティビリティなど、快適な移動空間を目指した。
コネクテッドは10日に開幕するシカゴモーターショーで正式発表。クライスラーグループのMarios Zenios氏は、「これらの装備は、すべて実用段階にある」と語り、順次、市販車にオプション設定する方針を示している。