アウディジャパンは2日、プレミアムコンパクトスポーツカー、アウディ『TT』シリーズのトップモデル、新型「TT RSクーペ」を発表、同日より全国のアウディ正規ディーラーネットワーク(104店舗:現時点)を通じて発売した。
TT RS クーペはTTシリーズのトップモデルだ。『R8』や『RS6』など、アウディのハイエンドスポーツモデルを手がけるクワトロGmbHが開発を手がけた。歴代のRSシリーズ同様に、傑出したロードマナーと動力性能を発揮するスポーツモデルだという。
TT RSクーペのために新たに開発された軽量コンパクトな直列5気筒TFSIエンジンは、最高出力340馬力、最大トルク450Nmを発生。そのパワーは、6MTと「クワトロ」フルタイム4WDシステムを介し路面へと伝達される。0-100km/h加速は4.6秒、最高速度250km/h(リミッター作動)。
5気筒ガソリンエンジンは、アウディブランドを象徴するテクノロジーだ。1980年に乗用車として世界で初めてクワトロ(フルタイム4WDシステム)を搭載、後にモータースポーツ界を席捲したアウディ『クワトロ』をはじめ、一時代を築いた数々のモデルが5気筒エンジンを採用していた。アウディはこの伝統をTT RSクーペでよみがえらせようとする。
TT RSクーペの環境性能については、10・15モード燃費は10.6km/リットル、CO2排出量は219g/kmを実現した。アルミニウム素材の採用により、ボディ剛性を高めながらスチール比でボディ重量を約半減させたアウディスペースフレーム(ASF)テクノロジーも、環境性能に貢献している。
全国希望小売価格は835万円。