アウディジャパンは13日、アウディ『A5スポーツバック』を発表、同日より発売を開始した。
“スタイリッシュ4ドアクーペ”というポジショニングを持つ『A5スポーツバック』のデザインを担当したアウディAG B/Cプラットフォーム、エクステリアプロジェクト担当セザール・ムンタダ氏は「最初に言われた時、このデザインに関わっているデザインチーム全員が非常にわくわくしたと思います」という。
その理由は、「これは全く新しいものになるので、何か特別なことが出来るのではないかというわくわく感があったのです。また、クーペという側面を備えながら、しかも、日々の生活の中で必要な機能性をも持たせ、それぞれを完璧に調和させるという部分でもエキサイティングな思いがありました」と話す。
しかし、エキサイティングではあったものの非常に苦労もしたという。「美しいルーフのカーブを描きながら十分な室内空間を確保するという、このバランスを取ることが大変でした。頭上空間を確保するためにはルーフの高さが必要ですが、ルーフラインはきれいなカーブを描くようにしなければならないのです」。
つまり、「室内空間を維持しながら美しいラインを描いて、クルマを見たときに“あ、これはクーペだ”とすぐ思えるようなものでなくてはならないのです。機能性を追求したがためにあまり美しくないものになってしまうのはあり得ませんでした」。