ロータスの関連会社、ロータスモータースポーツは14日、英国バーミンガムで開幕した「オートスポーツ国際レーシングカーショー」において、『エヴォーラ』のワンメークレース、「エヴォーラカップ」用マシンを初公開した。
エヴォーラは、2008年のロンドンモーターショーでデビュー。ミッドシップの2+2シーターという独自性を発揮するスポーツカーで、エンジンはトヨタ製3.5リットルV6(280ps)を搭載する。昨年、日本上陸も果たし、850万5000円からの価格で販売中だ。
エヴォーラカップ用マシンの心臓部には、市販版とは異なる専用チューンの4.0リットルV6が収まる。最大出力400ps以上を発生するユニットで、ドライサンプオイル潤滑システムを採用。トランスミッションは、6速シーケンシャルのドグミッションである。
ボディにはカーボンファイバーを使用するなどして軽量化が図られ、市販版よりも約200kg軽い最低重量1200kgを実現。エアロパッケージはダラーラ社が開発を担当し、エプソムグリーンのボディカラーには、ソーラーイエローのストライプが添えられた。
足回りには、車高調整式サスペンションや強化ブレーキを装備。FIA(国際自動車連盟)の基準を満たすロールケージやバケットシート、消火システムも導入されている。
エヴォーラカップは2010年、欧州各地を転戦するワンメークレースとして開始。マシンの価格は10万ユーロ(約1330万円)からを予定している。