[成田空港アクセス2010]成田・羽田両空港間を50分台

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羽田空港行き京急車両(東松戸駅)
  • 羽田空港行き京急車両(東松戸駅)
  • 印旛日本医大行き北総車両(羽田空港駅)
  • 国交省資料より抜粋
  • 国交省資料より抜粋
  • B777(羽田空港)
  • リムジンバス(成田空港・南ウイング)

成田空港の発着枠拡大や羽田空港の国際拠点化、新型スカイライナー「成田スカイアクセス」のデビューなど、成田空港周辺の2010年は何かと話題の多い年になりそうだ。

国土交通省は昨年末に「平成22年度国土交通省関係予算決定概要」を発表した。鉄道局資料によると、「成田・羽田両空港間及び都心と両空港間の鉄道アクセス改善に関する調査」に、国費1億3500万円の一部などがあてられるという。

同資料の施策内容には、都営地下鉄浅草線・押上 - 泉岳寺間に、現在の東京駅付近を経由する新たな短絡線(約11km)を整備するというイメージが描かれている。

今年開業する成田新高速鉄道や、こうした新たなバイパスルートなどを組み合わせることで、「東京駅と成田空港の間を30分台、東京駅と羽田空港の間を20分台、両空港間を50分台でアクセスすることを目指す」(国交省)という。

現状と時間だけで比べると、JR東日本の「成田エクスプレス」利用で東京 - 成田空港間が60分前後、京急・都営・京成と乗り継いで両空港間が115分前後、東京空港交通の「リムジンバス」で両空港間の“標準所要時間”が約65 - 85分。“両空港間50分台”の実現が待ち焦がれる。

この短絡線上に設けられる“新東京駅”の位置については、東京駅の丸の内側の“仲通直下案”や“丸ノ内線直下案”、八重洲側の“八重洲通直下案”などが検討されているようだが、まだその先の具体的な話は発表されていない。

この新たな短絡線の整備の今後について同省は「ルートや駅などの位置・構造、サービス水準などを検討していく」という。

《レスポンス編集部》

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