【ホンダ アクティトラック 新型発表】ショートホイールベース化の訳

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  • アクティ・トラック新型。小回りがきく

新型ホンダ『アクティ・トラック』でもっとも大きな変更は「セミキャブオーバーの位置にあるフロントのタイヤをキャブオーバータイプ(と同じ位置、つまりシート下あたり)に変えたこと」。そう話すのは本田技術研究所、四輪R&Dセンター、開発責任者藤永政夫さん。これにより、ホイールベースが従来の2420mmから1900mmとなった。

従来型は小回り性が悪いというユーザーの声が多く、この問題を解決するのがモデルチェンジでの最大の課題であった。そしてショートホイールベース化と、ハンドルの切れ角などで対応することで、最小回転半径を2WDで3.6m、4WDで3.7mと軽トラックの中ではNo. 1の最小回転半径となったのだという。

ショートホイールベース化したにも拘らず、荷台の長さや高さ、幅は非常に使いやすいということで従来型同等をキープした。

また、走行性能に関しても、2代目でエンジン搭載位置をリアタイヤの前に置くミッドシップタイプを採用して以来、これが現在まで続いており、新型も踏襲。さらにサスペンション関係もフロントリアとも従来型をベースにセッティングの変更のみで対応。4駆システムもリアルタイム4駆で従来型と同じシステムとなっている。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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