【トヨタ SAI 発表】植物由来の繊維を内装に採用---デュポン製

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デュポンは、バイオベースポリマー「ソロナ・ポリマー」から製造したPTT(ポリトリメチレンテレフタレート)繊維が、トヨタ自動車のハイブリッドカー『SAI』の天井、サンバイザー、ピラーガーニッシュの表皮に採用されたと発表した。

これらの表皮に植物由来のポリマーから作られた繊維が使用されるのは、量産車内装部品としては世界で初めて。純正用品のオプションフロアマットにもソロナポリマーから製造したPTT繊維が採用された。

ソロナ・ポリマーは、デュポンのバイオ技術を用いて植物の糖を発酵させて作るPTT樹脂。PTT繊維を用いることで、従来の内装部品に使用されている石油由来の原料と比較してCO2排出量を抑制することになり、地球温暖化対策や枯渇資源の節約に貢献する。

ハイブリッドカーのSAIは、燃費を大幅に改善するだけでなく、植物由来の資源を原料とするエコプラスチックを室内表面積の約60%に採用するなど、環境への配慮を徹底している。

《レスポンス編集部》

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