ダイムラーは16日、ドバイ国際モーターショーにおいて、メルセデスベンツ『G55AMG』の限定車、「エディション79」を初公開した。中東向けに79台が限定リリースされる。
エディション79とは、「Gクラス」の基礎となった『ゲレンデヴァーゲン』が、1979年にデビューしたことに由来するネーミング。また、79台が限定生産されることも意味している。
ベース車両はGクラスの最強グレード、G55AMG。5.5リットルV8スーパーチャージャー(507ps)を搭載する俊足SUVだ。
ボディカラーは、マット仕上げの「デジーノマグノアラナイトグレー」で塗装。本来は『SLS AMG』専用色だが、特別にエディション79に採用された。
さらに、砂漠走行に配慮して、グリルガード、アンダーガード、ヘッドライト&テールライトプロテクションを装備。足元はAMG製19インチアルミホイールで引き締める。ボディサイドにはカーボン調ストライプが配された。
室内はデジーノレザーシートを標準装備。ブラック+サンドのツートン仕上げとして、エクスクルーシブな雰囲気を演出する。カーボンパネルや限定車を示すシリアルナンバープレートもあしらわれる。
ダイムラーによると、G55AMGは中東が最大マーケットだという。価格は公表されていないが、日本での販売価格1740万円を超えるのは確実。それでも限定79台には、意外と早く買い手が見つかりそうだ。