【ロサンゼルスモーターショー09】ダッジ バイパー、ラグナセカ最速記念車

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ダッジ バイパー SRT10ACR 133エディション
  • ダッジ バイパー SRT10ACR 133エディション
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クライスラーグループは2日、ロサンゼルスモーターショーにおいて、ダッジ『バイパー』の最強グレード「SRT10ACR」の限定車、「1:33エディション」を初公開した。米有名サーキットのラグナセカで、市販車最速ラップタイムを樹立したのを讃えた限定車である。

バイパーSRT10ACRは、2010年モデルで6速MTのショートストローク化と5速ギアレシオの変更(0.74から0.80)を実施。高速域での加速やストレートでの伸びを高めるための改良を受けた。

さらに、リアウィングとボディエンドプレートの形状を小変更。エアロダイナミクス性能がアップしたことで、最高速は従来よりも6km/hプラスの296km/hを実現した。

8.4リットルV10エンジンに変更はなく、最大出力600ps、最大トルク77.5kgmを発生。0-96km/h加速は4秒以下と、世界トップレベルにある。

クライスラー社内の高性能車開発を担当する部門、SRT(ストリート&レーシング・テクノロジー)は11月24日、この2010年モデルを米国カリフォルニア州モンテレーの有名サーキット、ラグナセカに持ち込み、タイムアタックを敢行。その結果、1分33秒915という、従来のレコードを1.1秒以上も上回る新記録を達成した。

今回発表された1:33エディションは、ラグナセカのラップタイムにちなんだ限定車。外観はブラッククリアコートとレッドクリアコートのツートン仕上げとなるのが特徴で、バイパーのアグレッシブさをさらに引き立てている。

室内はセンターコンソールにピアノブラックパネルを装着。メーター類の指針は赤、シートのステッチも赤でコーディネートされた。

1:33エディションは、限定33台のみを販売。バイパーは2010年に約500台がラインオフして生産を終了することになっており、この限定車はファン垂涎のバイパーとなりそうだ。

《森脇稔》

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