ホンダは2日、「インターナビ・プレミアムクラブ」の会員数が100万人を突破したことを明らかにした。2002年10月のサービス開始から、2009年11月末時点までの約7年での大台達成となった。
インターナビ・プレミアムクラブは、「情報性能もクルマの性能のひとつ」という考えのもと、最適なルート案内と最新の道路情報を提供することを目的としたホンダ独自の双方向情報ネットワークサービス。渋滞予測情報や会員からの交通情報の提供により、目的地までの最適なルート案内を実現するほか、目的地の天気をチェックできる機能や防災情報などを純正カーナビ上で利用することができる。
会員数は、サービス開始から約1年8か月後の2004年6月に10万人を超えて以降、2007年3月には50万人を突破。その後もインターナビ・プレミアムクラブ対応の純正カーナビゲーションシステムの適用を広げ、約2年半でさらに50万人増となり会員数100万人を突破した。
会員数の増加により、同サービスが提供する「インターナビ・フローティングカーシステム」が収集する走行時のフローティングカーデータがより多くアップロードされる。これにより、さらに精度の高い最適なルート提供が可能となるほか、渋滞を避けたルートを案内することでCO2の削減も期待できるとしている。
また、10月に開催された国際自動車通信技術展(ATTT)では「国内外におけるテレマティクス/ITSの発展において大きな影響を与え、クルマ×ICTのもっとも優れたケーススタディになった」としてインターナビが最優秀賞を獲得している。