フォルクスワーゲングループでチェコ共和国のシュコダは20日、ムラダー・ボレスラフ工場でエンジン生産を開始して、110周年を迎えたと発表した。
同工場が稼動したのは1899年。現在はシュコダのみならず、アウディやセアトなどフォルクスワーゲングループの小型車用エンジン&ギアボックス生産拠点として機能している。
最新エンジンが1.2リットル直4「TSI」。最大出力105psを発生する直噴ターボユニットは、優れたパフォーマンスと環境性能を両立する。シュコダでは『イエティ』にこのエンジンを搭載。欧州向けのフォルクスワーゲン『ポロ』にも採用されている。
この1.2TSI以外では、1.4リットル直4ガソリン、2.0リットル直4ターボディーゼル「TDI」などを生産。同工場では600名の従業員が働き、1日当たり2800基のエンジンが出荷される。
シュコダのReinhard Jung会長は、「新しい1.2TSIは素晴らしいエンジン。フォルクスワーゲングループ全体のCO2削減にも貢献する」とコメントしている。