新型インフル緊急企画! ヨーロッパ各国のハンドドライヤー大集合

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写真1:目下イタリアでポピュラーなアルコール消毒液「アムキーナ」
  • 写真1:目下イタリアでポピュラーなアルコール消毒液「アムキーナ」
  • 写真2:ダイソン・エアブレード
  • 写真3:パリのモダーンオブジェ風ハンドドライヤー
  • 写真4:標準的なハンドドライヤー。パリにて
  • 写真5:ジュネーブにて
  • 写真6:イタリアのフマガッリ・マグナム
  • 写真7:シーメンス製
  • 写真8:マルタ島で見つけた顔も乾かせるドライヤー
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顔もイケる

手動ボタン式ハンドドライヤーのディープな世界をさらに見てゆこう。

写真7は、南ドイツ、ヒトラーの山荘が構えていたことで知られるベルヒテスガルデンの観光案内所にあったものだ。古いドイツファンならシビれるシーメンス製だが、形状はどこか古臭く、憩いのムードが漂う。

そしてボタン式ドライヤーで忘れてならないのは、「顔も乾かせる」タイプもあることだ。写真8は2008年夏にマルタ島の観光地で発見したものである。

相当年季が入っているが、ボディに貼り付けられた図解にあるとおり、左の金属製ノズルを上に向けると、洗った顔も乾かせる。同様のタイプは、スイスでも見つけた(写真9)。

先日よく見たら、日頃イタリアでお世話になっている前述のイタリア製フマガッリ・マグナムも、ノズルが可動式になっていた。つまり上に向ければ顔が乾かせることが判明したのである(写真10)。イタリア在住13年めにして気づいた事実。メーカーの方にお願いです。図解しておいてください!

ただし高速のサービスエリアで、顔を乾かしている自分の姿を近くの鏡で見ると、かなり間抜けだ。さらに、他人がいきなり化粧室に入ってきたりすると、ボクも相手も、かなり気まずいムードになる。

喰いすぎ注意
筆者:大矢アキオ(Akio Lorenzo OYA)---コラムニスト。国立音楽大学卒。二玄社『SUPER CG』記者を経て、96年からシエナ在住。イタリアに対するユニークな視点と親しみやすい筆致に、老若男女犬猫問わずファンがいる。NHK『ラジオ深夜便』のレポーターをはじめ、ラジオ・テレビでも活躍中。主な著書に『カンティーナを巡る冒険旅行』、『幸せのイタリア料理!』(以上光人社)、『Hotするイタリア』(二玄社)、訳書に『ザ・スピリット・オブ・ランボルギーニ』(光人社)がある。
《大矢アキオ Akio Lorenzo OYA》

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