EVとHVにエンジン類似音義務づけへ

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EV走行が可能なハイブリッド車と一般エンジン車との音量比較
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国土交通省は5日、EV走行が可能なハイブリッド車と電気自動車に、エンジンの類似音など自動車の走行状態を想起させるような音を出す装置の装着を義務付けることを内容とした対策案をまとめ、パブリックコメントの募集を開始した。

ハイブリッド車や電気自動車の急速な普及に伴い、「音がしなくて危険」といった意見が寄せられていたため、関係者らで構成する対策検討委員会が7月から検討を行っていたもの。

対策案では、発進時から20km/hまでの速度域および後退時を対象に、エンジン類似音などを出す装置を新車に義務付けることとした。

装置は、自動車の速度に応じて自動で発音するシステムとし、標準状態をシステムONとする。一時発音停止スイッチの装備を可能とするが、発音停止状態のままにならないような方法を設定するとしている。

義務づけまでの間は、一定の要件を満たす装置を任意装着できるようにして早期普及を図るほか、使用過程車についても後付装置の開発を促進し、早期に普及を図れる方策を検討するとしている。

《レスポンス編集部》

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