【スバル エクシーガ 試乗】自然なフィールが魅力のCVT…松下宏

試乗記 国産車
エクシーガ
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『エクシーガ』が改良を受け、2リットルの自然吸気エンジンにリニアトロニックCVTを組み合わせた仕様が追加設定された。

3列シート車でボディがちょっと重いから、乗る前には2.0リットルエンジンとCVTとの組み合わせではどうかという懸念もあったが、実際に乗って見るとこれがなかなか良かった。もちろん動力性能的にはもう少し余裕が欲しいと感じる部分がないではないが、全体としては良くまとまっていると思う。

もっと力強さが欲しいと感じるのは走り出す瞬間くらいのもので、走り出してしまえば不満は感じない。というか、100km/hでクルージングしたときのエンジン回転数が1800回転くらいに抑えられていて、とても静かで快適な走りが得られる。80km/hでもクルージング中の回転数はとても低く、大排気量のV8エンジンに乗っているのかと思わせるような回転数なのだ。

リニアトロニックCVTの変速フィールはとても自然なものだし、ベルトなどが発生する異音もほとんど気にならない。普通のユーザーが普通に乗る3列シート車といえる。

なお今回の改良で、最廉価モデルを除いたほとんどのモデルに横滑り防止装置のVDCが標準装備された。ほぼ全車標準に近い設定になったのは評価しておきたい。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★
インテリア/居住性:★★★★
パワーソース:★★★★
フットワーク:★★★★
オススメ度:★★★★

松下宏|自動車評論家
1951年群馬県前橋市生まれ。自動車業界誌記者、クルマ雑誌編集者を経てフリーランサーに。税金、保険、諸費用など、クルマとお金に関係する経済的な話に強いことで知られる。ほぼ毎日、ネット上に日記を執筆中。

《松下宏》

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