【GARMIN nuvi205Wレポ】ノルウェー西海岸へ…河村康彦

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  • 4.3インチのWQVGAサイズのタッチパネル液晶を採用
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ドイツやスペインで開催される試乗会へと持ち込んでみて、海外のドライブでは強力な助っ人になってくれる事は実証済みのGARMIN。今やヨーロッパへの取材旅行には必須のとなったこのアイテムを、今度は北欧はノルウェー西海岸へと連れて行った。

◆フェリーの航路もトレース

比較的平坦な地形のドイツなどに比べると、氷河に削られたU字谷の奥深くまで海水が入り込んで形成されたフィヨルドが連続するこうした地は、GARMINにとっては遥かにハードルが高いはず。何故ならば、海抜ゼロmの沿岸部から標高1000m級の山岳が連続するこの地を走破して行くためには、それゆえにフェリーボートに乗っての移動や長大なトンネルの通過が不可欠となる。測位をGPSに頼るナビにとっては、まず自身の位置や方向を知るだけでも簡単ではないはずだからだ。

ところが、レンタカーに装着をして走り始めると、そうした危惧はたちまち霧散をする事に。フィヨルド横断のために頻繁にお世話にフェリーボートに乗り込んでも、港を出発すれば例外なくすぐに“航路”をしっかり表示し始めるし、車両の真上を船体の構造物が横切っていても、側方や斜め上方に空を見る事が出来れば、殆どの場合正しい自車位置を表示する測位性能の高さには驚いた。

◆ロストしても復帰は速い

一方、トンネルに進入してから2分半程度までは進入時の速度をベースに自車位置を推測してくれる機能がある事はすでにお知らせをした通りだが、それが“時間切れ”となって測位不能の表示が現れた場合でも、トンネルを出てからわずか数秒で測位を再開してくれるレスポンスの早さにはこの地の旅では大いに助けられた。

ちなみに、機能を絞り込んだ事で扱いやすさを高めたのがこのモデルの特徴だが、それゆえに昼間に長いトンネルに進入をすると、画面照度が自動で調整されず眩しさを感じる点には当初当惑したもの。が、それは取り付け位置を工夫する事で後に解消。借り出したVWゴルフの場合、ウインドシールドのドライバー席側上部に取り付ければサンバイザーを下ろす事で画面を瞬時に覆い隠せる事を発見したからだ。

◆GARMINで味わう旅の醍醐味

ところで人口密度が低く、それゆえに一歩人里を離れると食事をするポイントにも不自由をする事になるのがスカンジナビアでの旅というもの。そんな時、思いのほかに役立ってくれたのがレストランの検索機能だった。

通常、都会周辺で使うと余りに多くの候補が検索結果に上がる事からむしろ逆に使う事が億劫になっていたこの機能だが、店舗数が限られるこうしたシチュエーションでは、思いもかけないところで日本食や中華のレストランを発見すると、「ちょっと回り道してみようか」という気にもなるというもの。

実際、今回の旅でも『最寄りの中華』を検索したところ、35km(!)に一軒だけあるという表示が現れた場面があった。で、「それならひとっ走り」とばかり駆け付けてみるとこれが意外な大当たり。もちろん、日本から持参したガイドブックにはそんな情報は一切ナシ。これもGARMINを携えていたからこその旅の醍醐味というわけだ。

《河村康彦》

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