【東京モーターショー09】三菱 PX-MiEV を望遠レンズで狙ってみて

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コンセプチュアルなインテリアデザインとなっている三菱『PX-MiEV』コンセプト。室内の色使いについては、「かなりハイコントラストとなっていて、ドアの色の見切り方も結構モノとモノが噛み合っているような、絡み合ったような感じの見せ方をしています」とはデザイン本部東京デザインスタジオ、阿部浩行さん。

「通常の上下のツートーンの見せ方ではなく、立体的な構築された中に色分けがしっかり存在しているという見せ方をしたいなと思いました」

また運転席のメーター周りでは、色々な立体物がメーターの中から様々な方向に生えていいる。「モニターはお花の花弁が開くように出ていたり、その中にコラムがあって、モニターの裏にはまたメカニカル的なものがあってと、複雑な立体構成をやっています。そういうニュアンスを他にもちりばめながら面白さが出せたらなと思っています」。

それゆえに、メーター周りを仕上げるのは難しかったという。「インパネの周りの中に色々な部品が突き刺さって、部品が実際に組み上がらないといけない、これが本当に実際に組み上がるのかと色々考えながらやりました」。

それだけにその部分は特に注目してもらいたいという。「実際にドアを開けて見てもらえるようにしたいと考えているので、メーター周りの立体構成の面白さは見ものだと思います。目を凝らして望遠レンズで狙ってもらえればうれしい」。

他にもシート形状も結構こだわっている。「独立空調を考えています。シートから実際に体に直接温めたり冷やしたりするので、通常のインパネからの吹き出しよりも、ダイヤル一個分の省エネにはなるのです」。

「そういう意味も含めてそこになぜそれを入れているかという理由を、出来るだけ環境配慮とかそういうものにつなげて造形しています。やはり、あまり我慢を強いるエコは絶対に長続きはしないと思ので、そのようにしないインテリアを目指しているのです」と、環境にも配慮をしていることを強調した。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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