セアト イビーサ、燃費新記録達成…42.62km/リットル!

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スペインに本拠を置くフォルクスワーゲングループのセアトは6日、『イビーサ』(Ibiza)の「エコモーティブ」グレードが、燃費新記録となる42.62km/リットルを達成したと発表した。

イビーサはセアトの小型ハッチバック。2008年に登場した4代目は、アウディ『A1』などとプラットフォームを共用している。エコモーティブはイビーサの環境性能を徹底的に高めたグレード。1.4リットル直4ターボディーゼルの「TDI」(80ps)を搭載し、欧州複合モード燃費27km/リットル、CO2排出量98g/kmを誇る。

今回の燃費チャレンジは、5月に続くもの。ドライバーには5月と同じく、オーストリア出身のエコランスペシャリスト、ゲルハルト・プラットナー氏を起用。前回の34.3km/リットルの記録更新を目指した。

今回の走行ルートは、ポーランド、チェコ、スロバキア、ハンガリー、オーストリア、クロアチア、スロバニア、イタリア、リヒテンシュタイン、スイス、フランス、ドイツの12か国を周遊するコース。IPMC(インターナショナル・ポリス・モーター・コーポレーション)立会いの元、車両のボンネットと燃料タンクに封印を行い、ポーランドを出発した。

プラットナー氏は、一般道を中心に高速道路も走行しながら、無事12か国を巡り、ドイツへ到着。IPMCが車両の封印を解き、給油が行われた。その結果、1910kmを走行して消費した軽油は、44.81リットル。42.62km/リットルという、前回記録を約24%、カタログ燃費に対しては実に約58%も上回る、燃費新記録を打ち立てた。

ハイブリッド技術に頼らずに達成したこの燃費記録は、立派のひとこと。欧州では、あらためてディーゼルの環境性能の高さをアピールする結果になったようだ。

《森脇稔》

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